ショップを開店させるため

まずショップを開店させるためにお店のドメインの取得とサーバーを手配する必要があります。またお客様の注文を受けるための注文(カート)機能や、メールの設定など全て自分で行う必要があります。
最近ではサーバーにショップ開店のためのカート機能などがついているサーバーもあります。またショップ機能に特化したASPサービスなども多数あります。独自のドメインを使えることが魅了です。
ただし、料金は機能や使い勝手によってまったく異なってきます。さらに1からオープンさせますので、集客方法などが一番の課題になってきます。そのため、ショップ構築までのコストと、運用コストを別に考える必要があります。

この場合は、知名度の高いショッピングモールでは、店舗構築から運営まで必要となってくる機能は大方揃っています。また、各ショッピングモールの管理画面から店舗構築ができるので、自身でいろいろと契約をしたりといった必要は少なくなります。ただし、独自のドメインを使えません。

ショッピングモールに出店

主要なショッピングモールでは、出店前に出店審査を行っているのが通常です。こうすることで、お客さんが安心して買える市場の形成につなげています。
出店審査に通るとあとは契約、出店です。申込書の他に、法人の場合は登記簿謄本、個人事業主の場合は、住民票もしくは印鑑証明も必要になります。
手元にある申込書を送って契約が完了すると、店舗構築・運営システム「RMS」のIDとPWが発行されますので、これで、いよいよ店舗構築の準備がととのいました。

お店が完成したら、いよいよオープンです。特定商取引法の表記や、問合せ窓口、会社概要や、決済・配送方法の説明など、必要なページができているか確認したうえでお店をオープンさせましょう。
オープンしても、集客のための企画などやらなければならない事はたくさん出てきますので、一安心せずに運営にのぞみましょう。

ネットショッピングモールのメリット

ネットショップ運営者にとって、必ずぶつかる壁はどうやってお客さんを集めるかということになります。
特に独自で運営するとなると、お店をオープンしても全くお客様に知ってもらっていないわけですから、知ってもらうためのところからハードルが待っているわけです。
楽天では、楽天グループ会員に登録している会員数は6900万人、1日あたりの平均取扱高が 25億円を超えてます。Yahoo! JAPANは1か月あたり約5,000万人以上が訪れます。トップページ、検索、モバイルなどから、Yahoo!ショッピングのネットショップへ集客が見込まれます。
ビッダーズではau Shopping Mallで携帯ユーザーにPRするなど、PC・携帯問わず多くのユーザに利用されており、これは人気のショッピングモールならではです。

もう一つの大きなメリットとしては、蓄積された、成功・失敗の数多くの事例とノウハウでしょう。例えばお店をやってお客さんを集めるためにイベントや企画を実施しようとした時に、独自でやる場合、やってみないとわからない部分が多々あります。
ですが、ショッピングモールの場合、実施の前に相談することで、「こうするともっといいですよ」「こんなやり方が向いてると思いますよ」といった、それまでの事例に裏づけされたアドバイスも受けることができます。

ショッピングモールが支持される理由

ショッピングモールが支持される理由の一つは数多くのノウハウを抱えていることです。当然そこには数多くの成功事例や失敗事例が含まれていますので、検討している施策の効果予測や改善にも結び付けやすくなります。
主要ショッピングモールでは、このノウハウを体系的にまとめ講座という形で出店店舗に対して提供しています。
その中身は基本的なものから実践的なもの、技術的なもの、はてはマネージメント的な内容のものまで提供している場合があります。
ほとんどが有料の講座ではありますが、事例に裏打ちされた実践的な内容は、やらなければならない事がたくさんあるネットショップ運営において、少しでも効率的に売上を伸ばしていくためにも欠かせないものといえます。