在庫管理について
在庫は増えれば増えるほど、管理が難しくなります。そのため、棚卸は、毎月行うことをお勧めします。
棚卸とは、在庫の個数を正しく把握するものです。これは商品別に細かく、正確に行う必要があります。
仕入れ原価は、すぐに経費として計上できるわけではありません。
売れた分が原価として計上でき、在庫は「棚卸資産」として計上します。
「棚卸資産」の金額は、仕入れた金額×在庫数で算出されるので、正確な棚卸が必要になります。棚卸をするときは、「棚卸表」を作成し、数量を記録していきます。
「棚卸表」は税法上、7年間の保存が義務づけられています。また、不良品などで、販売からはずした商品も、棚卸します。
摘要欄などにその旨を記載しておきます。また、商品在庫だけで棚卸を行うと、まだ届いていない商品が漏れる可能性があります。必ず、納品書なども確認するようにしましょう。
在庫管理は重要
在庫管理は、販売のうえでも重要になってきます。
それは、在庫管理がしっかりされていないと、本当は在庫ゼロの商品を在庫があるかのように販売し、売れたときに困ってしまうからです。「やっぱりありませんでした」では、信用を失ってしまいますね。
そのためにも、在庫を正しく把握し、販売されると自動的に減っていく仕組みで運営しなくてはなりません。
在庫を登録すれば、売れると自動で計算される仕組みでも、品やキャンセルなどで在庫が戻った場合、手動で在庫数を変動させることがあります。
そういったことを繰り返すと、在庫数がずれてしまうことがありますから、定期的な棚卸を行い、登録されている在庫数と相違がないかを確認する必要があります。